【失敗体験】初心者が魅力に感じるテンバガー銘柄は、決して初心者向きではない【負けた投資家】

テンバガー銘柄、簡単に言えば株価が10倍になりそうな銘柄のことです。
私はずっとテンバーガー銘柄だと思っていました。
ハンバーガーのお肉１０枚みたいな感じです。
でも、本当は野球用語の塁打＝バガーだそうで、１０塁打を意味するのでした。
まぁ、示すところは
大儲けを狙える株ということでしょう。

投資資金の少ない初心者が一発を狙える素晴らしい銘柄かと言われると、
決してそうではありません。

この私の失敗例を参考にご自分の判断でお考え下さい。

株価は上がるまでに時間がかかります。
それこそ宝くじの結果どころでなく、数年単位で持ち続ける心掛けて必要です。
１０倍なんて狙ったら鋼の精神が求められちゃいます。

・２倍で売ったら５倍になった株。
・２倍でも売らなかったら0.5倍になった株。
こんな経験を最初から積むのはおススメしません。

※直ぐ株価が上がる情報があると言われたら、詐欺かインサイダー取引です。

よく考えれば分かるのですが、
10倍になるはずなのに10分の１の株価なのは理由があります。
「いやいや、この雑誌やネットで最新情報を得た自分は違う！」
と思う人は投資を辞めたほうがいいでしょう。
投資のプロたちより凄い情報を得ている可能性は限りなく低いのです。

そして飛び交う噂に釣られて私が買ったの「6665：エルピーダメモリ」
あれ？　そんな銘柄ないよと思った方は若い方ですね。
テンバガーを狙った結果、倒産して株は紙くず
という、とても良い経験を与えていただきました。

今もまたブームが来ている半導体の国内大手企業だったのですが、
残念ながら超絶氷河期もあり経営が悪化。
株価も低迷していましたが、国の重要な企業であり買収で生き延びるはずと・・・
この低迷している株価が一気に化ける！
そんな夢は儚く消えました。

雑誌で紹介されていた「5563：新日本電工」
旧NISA枠を使用、かつ約５年も資金が不動

旧NISAは年間投資額が回復しないので、その100万円枠は非常に大事でした。
だから、気軽に非課税になる売却益をあきらめることが難しかったのです。
更に売却できないので投資資金も拘束されたまま・・・
私の一年分のNISA枠は5年使って無駄という結果になりました。

まとめ

テンバガー銘柄は数年後に結果が出る、大穴狙い馬券みたいなものです。